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放射線汚染対策としての食事で重要なことは…
① 体に適切な自然物質と栄養素を与えることで、特定の臓器が放射性物質を吸収するのを防ぎ、その排泄を促すこと。
② 体内の酸化ストレスとフリーラジカルによる損傷を防ぐ。
③ 体が組織修復とDNAを修復するために必要な栄養素を与える。
放射性物質は、非放射性の相対物質と構造的に似ているため、体は見分けることができません。したがって、放射性ヨウ素の吸収を妨げるには、自然のヨウ素を体に取り入れ、放射性セシウムの場合にはカリウム不足を防ぎ、放射性ストロンチウムの場合には、体内にカルシウムを充分蓄積しておくことがとても重要になってきます。
セシウムはカリウムに構造上似ているため、体中の細胞に存在するカリウムのレセプターに付着するので、カリウム不足にならない様にしなくてはなりません。カリウム不足というのは、イオンのバランスに影響するので、不足すると、肌が乾燥したり、筋肉が弱ったりする症状がでますが、普通の食生活をしていれば、カリウム不足にはならないはずです。
ほとんどのカリウム不足は、利尿剤でカリウムをわざと体外に出してる場合か、夏場に多くの汗をかき、低カリウム血性を起こす場合だといわれています。
ただ、カリウムの代謝はマグネシウムに左右されるので、両方同時に摂取しなければなりません。かぼちゃの種、ひまわりの種、緑の葉野菜、黒豆は、カリウムとマグネシウムを豊富に含んでいます。
